この内容、書くかどうか迷ったんですが…
やはり書きたいと思います。
相当長いので、読まれる方は覚悟してくださいww
毎日新聞(大阪版)の4月22日(火)のスポーツ面…
「バレーボール協会 混乱続く新登録制度」
と題した記事が掲載されていました。
(見られた方もいるかと思います。新制度のねらいや原因を連載するそうです)
昨年度は選手登録がメインでした(JVAの役員は別途登録していましたが…)。
まぁ、今年度から登録枠が広がったりして、さらに混乱に拍車をかける?気がしますが…。
それはさておき、、、
記事の内容について検証しよう。
まず、JVAにとって、今回の制度のメリットとして
「協会の繁雑な作業が無くなり、経費削減につながる」
「選手個人と協会が直接つながることで、様々な情報を提供できる」
「選手の情報をデジタル管理し、二重登録や未登録選手の出場など不正を防止できる」
という説明があったそうです。
1点目について、IT関係の仕事をしている立場+審判員やっている立場、両面から考えると、上記のことは非常によくわかるんですよね(特にIT面)。一般企業であれば、情報をデジタル管理して、書面での管理をなくすことで効率化を行う、なんて事はよくやっている…というかどこの企業でもやっていることです。
(逆に、これまでずーっと同じ様式の3枚複写の登録用紙で行っていたのが不思議でならなかったぐらいなので…。)
おそらくは経費削減につながるでしょう。探したい情報もDB化していればすぐに探し出せるし。まぁ、そのコストが回収できるのがいつぐらいになるのかわかりませんが…。
2点目については…う~んって感じですね。実際、昨年度にJVAから送られてきた「情報」というのは、ワールドグランプリの大阪開催の案内ぐらいです。にもかかわらず、『様々な情報を提供』とか、ちゃんちゃらおかしい話ですよ。
まぁ、関東圏にお住まいの方には、たくさんメールが届いたんじゃないかと思いますがww
よくよく考えると…ワールドカップの案内はなかったなぁ…売れていない大会に対して案内しているだけでは、『様々な情報を提供』しているとは思えませんね残念ながら。
3点目…まぁ、残念ながらこのシステムでは二重登録は防げないでしょう。
ID複数持ったらしまいなんだから。なんならメールアドレスも変えてww
まぁ、その分よけいにお金はかかるけど。
微妙なシステムなんですよね。
メールアドレス≠IDなので、やはりわかりにくい。
つーかID番号なんてすぐ忘れてまうって。カードもあれじゃぁ…ねぇ…。
決して批判する訳じゃないけど、やっぱり覚えやすいIDをつけられるとかしてくれればいいのにと思う。別にシステム的に難しい話ではないだろうに…
エイリアス的なカラムを持たせて、それとIDを1対1にすればねぇ…認証経路がややこしくなるか?でも今時「メールアドレス or ID」でログインできるWebシステムなんてごまんとあるしね。
システム的にはいけてないところ満載ですが、現場ではもっと混乱が起きた模様。
特に、中学・高校ですね。
(大学では問題起きなかったのかなぁ…まぁ、学生は大人みたいなもんだもんな)
毎日新聞の記事には、現場の意見として以下のようなことが挙げられていました。
反対派の意見の第一が「形を変えた値上げだ」。(中略)中学の場合、これまでチーム登録2000円だったのが、個人単位で500円に。コートに立つ6人だけでも、従来を上回る計算だ。
第二に「部活動の現場に合っていない」。たとえば、部員が少なく、他部から選手を借りて出場する学校の場合、指導者らは「その大会だけのために、他部の選手から登録費を取れない」。逆に部員が多い場合、公式戦出場の見込みがない選手が大勢いる。指導者らは「彼らに登録費を支払わせる必然性がない」と悩みを深める。
形を変えた値上げ、というのはカテゴリによって変わってくるので省略です(クラブや社会人の場合はチームあたりJVAへの納付金は二万円でした。個人登録によって、最低限の6名の場合は12000円ですんでいるので、ちょっと異なります)。
「部活動の現場に合っていない」というのは、確かによくわかります。
JVAメンバー登録した選手しか大会に出られない、というのであれば、選手が4人しかいないチームは大会に出るな、というのと同じですからね。
昔から、他の運動部からメンバーを借りて大会に出る、なんて言うのはよくある話なので、そんなメンバーにお金払ってもらって(もしくはお金を払って)大会に出てもらう、というのはいわばあり得ない状況ですよね、普通の感覚なら。
で、第三の意見があるわけですが、これが一番社会問題だと思いますわ。
第三は「生徒にパソコン、携帯電話を扱わせたくない」。学校裏サイトに端を発したいじめの問題や、出会い系サイトに絡んだ犯罪などを警戒する教員らは「登録のためとはいえ、生徒に携帯電話などの利用を勧めたくない」と語る。他にも「選手にメリットがない」「登録作業が難しい」「JVAの経営感覚に対する不信」など背景は根深い
第三の意見、「生徒にパソコン、携帯電話を扱わせたくない」というのは、今や社会問題化しているインターネットの情報氾濫に関連する事項です。
今、インターネットを通じた犯罪が横行している時代。大人でも「ネチケットを守って、節度のある行動」が求められます。それでもインターネット犯罪に巻き込まれたり、ワンクリック詐欺の被害にあったりするわけですよ。
そういった状況の中、ましてや学校教育の現場にいる先生が、インターネットを使った個人登録を生徒自身に進められるわけがありませんよね??
…ていうか、JVAのメンバーって、教師出身が多くなかったか?
なんでわからんのかなぁ????
もっとも、ええとこの学校出身やからわからんのか???
ま、そんな批判をしてもしゃーないので…。
あかん、脱線してもうた…。
記事の続き。
国際バレーボール連盟公認インストラクターの足立龍哉氏は「個人登録は欧米では一般的な制度」と理解を示す。その一方で、「欧米ではバレーは地域のクラブに根ざし、主に『競技』の視点で行われている。日本は、Vリーグなどに代表される『競技』以外に、学校の部活動を通じた『教育』や、家庭婦人のような『生涯スポーツ』としてのバレーが存在する。そのすべてを単一の登録制度に押し込めるのに、無理がある」と指摘する。
このように締めくくられています。
これ、その通りだと思います。
別にね、個人登録が悪いとは言わないわ。
でもね、やっぱ登録システム自体は見直すべき。
少なくとも、中学や高校に関しては、指導者(教師)が一括して行えるようなシステムを取るべきでしょう。むろん、小学校に関しても。
今のシステムでは、各個人でIDを取得し、個人からチームに登録するという形(個人→チーム)になっています。前述したとおり、ID≠メールアドレスなので、逆に言えば一つのメールアドレスで複数のIDを取得することも可能です。
昨年度、チームの代表者が、すべてのメンバーの登録を一人で行った、と言うことも聞いていますが、ものすごい労力です。
チーム作って、個人IDを人数分作って、1IDずつ登録を行って(毎回ログインが必要)、チームページにログインして、承認作業して…と。
相当めんどくさいでしょうね。
たとえば、先ほど挙げたカテゴリに関しては、チームから選手を登録できるようにするだとか、指導者(教師)が全メンバーを管理も登録もできる形にするとか…
それこそ、僕は以前の登録システムを電子化するだけでも、「協会の繁雑な作業が無くなり、経費削減につながる」というのと「二重登録の防止」は行えたのではないかと考えますが…いかがでしょうか?
以前の登録システム…JVA登録用紙に記入して、所属連盟に送付して、登録用紙が戻ってくるのは1ヶ月後…。これを電子化しても全然費用対効果は変わってきますよね?
登録制度について検証するこのシリーズ。しばらくウォッチしたいと考えています。
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